ヨクネルとひな

「ヨクネル」? なんだろうと手に取ってみました。
保育所の貸し出し絵本だけれど、ほとんど子どもたちの手に取られていないみたいで新品のまま。
そういう私も、初めて手にした絵本。

 「ひなちゃんのおうちに、やせっぽちのこねこがやってきました。のらねこのおかあさんがつれてきたのです。やさしくふいてあげると、おおきな青いめがあらわれました。「わあ…きれいな め」ひなちゃんが、こねこをそうっとだいてみると……。」(ブロンズ新社解説から)

初めはこねこに対して病気みたいで気持ち悪がって飼うのを躊躇していたひなちゃんも、こねこと関わっていくうち気持ちがだんだん変化していきます。
 そして、こねこがいなくなった時に「かみさま!もういちど こねこちゃんにあわせてください。 ずっと、ずうっと なかよくして、ちゃんと めんどうみますから おねがい! かみさま おねがいします!」と一生懸命お願いし、最後には「ずっと ずうっと いっしょに いようね」とこねこに語りかけます。
 読むたびに、あたたかい気持ちにつつまれる絵本です。

 最後に・・・。ヨクネルってなんだったでしょうか。 最後まで読んだらわかりますよ。

出典
『ヨクネルとひな』
 文 :LEE
 絵 :酒井駒子
 出版:ブロンズ新社

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