伸ちゃんのさんりんしゃ

“1945年、3歳の伸一は、隣のきみちゃんと絵本の中の三輪車を見るのが大好きでした。食べるのがやっとの戦争中、三輪車を買うことなどできるはずがありません。が、ある日のこと、入隊するおじさんが古い三輪車を持って来てくれました。大喜びの伸一ときみちゃんは、8月6日の朝も、三輪車 で仲良く遊んでいました。そして、閃光が…。”(県立広島大学親子体験企画「子どもと楽しむ4つの世界」より)

今年もまた、8月6日がやってきます。77年目を迎える原爆投下の日。

戦後77年の間に、絶えることなく世界中で色々な国が戦争をし、今も、ロシアとウクライナが戦争をしています。一部の人間のエゴから、何の罪もない人々が命を落としています。

子どもたちと一緒に絵本を通して戦争の悲惨さ、怖さを少しでも感じ、平和の大切さについて話し合っていきたいと思います。

出典
『伸ちゃんのさんりんしゃ』
 作 :児玉 辰春
 絵 :おぼ まこと
 出版:童心社

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